2010年11月1日月曜日

エコ・バイオリング


先日、水槽の照明をLEDから蛍光灯に換えたところ、光量が増えたためかコケが大量に生えはじめました。
茶色なので、珪藻と思われます。

水草を育てようとしたのですが、完全に裏目に出ました。


水が栄養過多で光量があると、水草よりもコケが勝っちゃうんですねー。

まったくもって悩ましいです。

先日、水質改善グッズを探しに立ち寄ったジョイフルホンダのペット館で、エコ・バイオリングというアイテムを見つけて手を延ばしました。


店頭で流れていたPR用のVTRによると、熊本の主婦が作ったベンチャービジネスが発明した製品だそうで、多孔セメントの中に主婦が試行錯誤で発見した納豆菌の一種が封入されているそうです。

マレーシアのドブ川を浄化するプロジェクトで採用されたとか。。


決してルックスが良いものではありませんが、強力そうなので試す価値有りと思いました。

果たして効果はいかほどなものか。。

結果として、あまり改善しなかったようです。

後で勉強して分かったのですが、コケを減らすためには、養分になる水中の硝酸塩を減らす必要があります。

一方、エコ・バイオリングの働きは、以下の分解①~③なのであって、硝酸塩を減らす働きは無いようです。
(水の生臭さや金魚の体に悪い亜硝酸塩を分解してくれる効果はあるようです。)


 金魚の糞
    ↓
    ↓ 分解①
    ↓
 アンモニア
    ↓
    ↓ 分解②
    ↓
  亜硝酸塩
    ↓
    ↓ 分解③
    ↓
   硝酸塩


じゃあ、硝酸はどうやったら消えるのか?

自然界では嫌気性細菌が硝酸塩を分解して窒素にしているそうです。(脱窒)
酸素が欠乏した泥の中とかだと、嫌気性細菌は硝酸塩から酸素を奪って呼吸に使うので、結果として硝酸塩が分解されて窒素になるのだとか。。

水槽内では嫌気性細菌が活躍するような無酸素状態を作ることは出来ませんので、一般的には硝酸を取り除く方法は換水しかないようです。

水草を大量に入れてコケに養分が渡らないようにする方法、なんとか実現できないですかね。

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