2020年12月20日日曜日

池から4キロの巨大金魚が見つかる。管理官びっくり

 ハフィントンポストに金魚関連記事がありましたのでご紹介いたします。

池から4キロの巨大金魚が見つかる。管理官びっくり「誰か探している人いませんか?」


アメリカ・サウスカロライナ州グリーンビル郡の池で、9ポンド(約4キログラム)の巨大な金魚が見つかったとのことです。

確かにでかい。でもよくみると・・・、やはり。

このお魚には口ひげがついているんですよね。

金魚は口ひげが無いお魚ですので、これはツリということになります。ハフィントンポストには全幅の信頼を置いていたのですが残念です。。


実際のところ、この魚はヒレナガニシキゴイというのだそうですがWikipediaを見たら意外なことがわかりました。

この品種、埼玉養殖魚まつりの会場となっているあの埼玉水産試験場で生み出されたようなんです!

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1977年7月埼玉県水産試験場を視察に訪れた皇太子明仁親王(当時)から、「インドネシアに鰭の長いコイがいるので、日本のニシキゴイと交配してはどうか」との提言があった。インドネシアを訪問した際、先方からコイの品種改良の打診が親王にあり、これを契機として埼玉県水産試験場は1980年よりニシキゴイの品種改良に着手し、2年後の1982年に本種が誕生した。 同種は皇居東御苑二の丸庭園の池に放流されており、観賞魚として埼玉県を中心に各地に広まっている。
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うーん、実に由緒正しい。。
だが、なぜおまえがアメリカの湖にいるんだ!?

記事によると捕獲後また放逐されたようですのでもっともっと大きくなりそうですね。

ハフィントンポストのツリ記事からトリビアが生まれたのは少し収穫でした。。


2020年12月6日日曜日

水元公園のかいぼりに行ってきました

水元公園のかいぼり( 11/15、12/5)に参加してきました。

かいぼりというのは「池の水全部抜く」と言えばわかりやすいですかね、何年に1回か分かりませんが定期的にやっているようで毎回ボランティアを募集しているんです。

水元公園には何個もの池がありまして、11/15は水生植物園、12/5は現況保存池というところでした。


主催者の説明を聞いた後「池の水全部抜く」で出演者が来ているような胴長を履いて池に入っていったのですが、思ったよりキツイ作業でした。

なにがキツイかというと泥の中に足が刺さってしまうとなかなか引き抜けないんですね。最初は泥の中を一歩あるくのも大変で途方に暮れてしまいました。

捕まえた生物を入れるためのタライに体を預けながら進むと足が泥に刺さらないので少し楽でした。

面白いもので、水路でつながっているはずなのにそれぞれの池で生息する生き物に違いがあるんですね。

水生植物園の方は小合溜という江戸時代に中川をせき止めて造られた三日月湖につながっているためか魚の種類が多くにぎやかな感じでした。

他にもいたかもしれませんが自分が目撃した生物は下記の通りです。

・ライギョ(カムルチー):外来

・アカミミガメ:外来

・アメリカザリガニ:外来

・タイリクバラタナゴ:外来

・カダヤシ:外来

・ブルーギル:外来

・ウシガエル:外来

・ギンブナ:在来

・モツゴ:在来

・ツチフキ:在来

・スジエビ:在来

予想はしていましたがほとんど外来生物ですね。

自分も初めてライギョを捕るという経験ができました。ベテランの方に捕り方を教わったのですが、泥の中を手でまさぐるっているとなんかブニブニした感触の物体に触れるんですがそれがライギョなのですね。手で触れても逃げるようなこともないのでそのまま手づかみでタライに乗せることができます。そんなやり方で大小4匹ほど捕獲できました。大きいものは40cm近かったと思います。

捕獲されたカムルチー

現況保存池の方は極力人の手が加わらないように普段はアクセスができない場所にありまして、最もワイルドな池とのことで期待しておりましたが生物種は意外と少なく少し寂しい感じでした。

自分が目撃した生物は下記の通りです。

・ライギョ(カムルチー):外来

・アカミミガメ:外来

・アメリカザリガニ:外来

・ウシガエル(オタマジャクシ):外来

・カダヤシ:外来

・モツゴ:在来

・ギンブナ:在来

・スジエビ:在来

・ミズムシ:在来

ウシガエルのオタマジャクシ

アカミミガメ

自分はカメの捕獲を頑張りまして、8匹をゲットしました。カメもライギョと同じで泥の中を手でまさぐるのが一番手っ取り早いです。
手で触れたときにブニっとするのがライギョでコロっとするのがカメです。

両日とも足腰が筋肉痛で大変でしたが、たくさんの生き物と出会えたので楽しかったです。
また参加したいです。

2020年11月15日日曜日

金魚の稚魚約6か月

うちの鮒尾更紗和金が生まれて約6か月が経過しました。 

今年はゲンゴロウの繁殖に気を取られたせいか金魚の方が若干おろそかになりまして、たくさん失敗をしてしまったのですが、数は少ないながら育ってくれた子達。

色揚げと餌やりがんばれば綺麗な成魚になりそうな子も何匹かいるので、まあ失敗した割にはよしとしましょう。

気づけばもう11月。コロナのせいで埼玉養殖魚祭りなどもありませんでししたが、来年はまた楽しいイベントが復活するといいですねー。

私、最近はビオトープがマイブームになっておりまして、ここ数か月はビオトープ管理士、生物分類技能検定などの資格試験にチャレンジしていました。

先週受けてきた生物分類技能検定、ちょー難しかったです。絶対落ちたなー。

私が受けたのは動物部門だったのですが、試験範囲がすごく広いんです。

哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類、昆虫類、その他クモなど全部が出題範囲となっておりまして、例えば魚類だと以下のような問題が出るんです。

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A、Bについて分類学的に異質な種をそれぞれひとつ選びなさい。

A 1.ウグイ 2.ウケクチウグイ 3.エゾウグイ 4.ヤチウグイ

B 1.アユカケ(カマキリ) 2.ウツセミカジカ 3.エゾハナカジカ 4.カジカ

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思わず、知らんわーって言いたくなりません?

調べて知ってみると合理的な理由があって面白いんですけどね。勉強期間1か月とか2か月で受かるのは無理だと思います。

Aの正答は4.ヤチウグイ→ウグイ属ではなくアブラハヤ属なのだそうです。

Bの正答は1.アユカケとのこと。これ、他と名前が似てないから常識力でわかるじゃーん、と思われるかもしれないですがさにあらず。

名前似てるやつの方が実は遠縁種などというのはよくあることで、ひっかけ問題じゃね?という疑念がわきがちなんです。。

結局、ちゃんと分かってないと解けないんですね。

来年もまたチャレンジしよー。

ビオトープ管理士はうかるといいなぁ。。

2020年9月13日日曜日

タガメを探しに行きました。

 この前、田舎の方にタガメを探しに行ってきました。


ここ、25年程前に私が学生だった時タガメを捕獲できていたところなんです。
下はその時ガサガサ中の私。

こんな感じで用水路の中に結構な数がいたんですけどね。
最初に見つけた時は感動しました。

超元気。手の上で暴れます。


今回20数年ぶりにこの場所を訪れたわけですが、当時とあまり景色が変わっていないので少しほっとしました。
まだタガメはいるかな?
こんな水たまりなどをガサガサすること1時間ほど。


コオイムシ発見!カワニナもいますね。
実はここ、ホタルもいるんです。


名前が分かりませんがイモリかサンショウウオのようなもの。腹は赤くありませんでした。

そして、タイコウチ。

残念ながら今回、タガメの生息は確認できませんでした。
当時とは使っている農薬なども違うでしょうし、もしかしたらもう絶滅してしまったかもしれませんが、そもそもタガメは生息密度が薄い生き物だといいますので少量は生き残っている可能性もあります。
この場所は若かりしころの懐かしい思い出がある場所でもありますのでまた訪れてみたいと思います。

2020年9月6日日曜日

うちのビオトープ水槽がもさもさになりました

今年はうちのビオトープ水槽に手賀沼で採取してきたオモダカとタマガヤツリ、それに通販で購入したカンガレイとミズトクサを植えておりました。

ビオトープ水槽があるうちのベランダは東向きで日照がやや足りません。

そこで、夜間に植物育成用ライトを点けていたところ、もっさもさになりました。


うちのビオトープ水槽はタガメを飼っていますので蓋つきなのですが、写真後方のカンガレイは順調に育って蓋を突き抜けるくらい草丈が高くなりました。

タマガヤツリも思ったよりも草丈が高くなってしまい、期待したような詫び錆びのある容姿になっていません。


葉がシャキシャキっと枝分かれして玉が付く様子が忍者の武器みたくてカッコいい草なんですけどね。
うちのは少ししか枝分かれしていないんですよね。
夜間に植物育成用ライトを当てているせいでしょうか。


オモダカも理想を言えばもっと葉っぱが細くシュっとして矢じりのような形になってほしいのですが、うちのは丸みを帯びていてクワイの葉のようになってしまっています。
こちらも光を当てすぎたせいで葉が巨大化してしまっているせいでしょうかね。


ともあれ、育っただけでも良しとしましょう。
引き続きどうやったら理想的な美しい姿になるか研究してみたいと思います。

ちなみに、以前導入したテントップが数匹成虫になりました。
ナミテントウというのはこういう模様だったのですね。


末永くアブラムシを食してほしいと思います。


2020年8月30日日曜日

今年のタガメ

 今年は主にゲンゴロウの繁殖にスペースと労力を使ってしまいまして、タガメの繁殖はかなりおろそかになってしまいました。

世話を怠るとやっぱり成虫になる率が下がってしまいます。結局今年成虫になったのはたったの3匹でした。

結果は残念な感じだったんですけどね、ともあれ今年は初めて幼虫の孵化を動画に撮影することができましたのでご覧ください。






成虫になったタガメ達です。













今年の失敗はスペースの関係で幼虫を成虫と同じ水槽で育てざるを得なかったので、餌金魚と同居してしまったことです。金魚は結構悪食ですので、タガメの幼虫がかなり金魚に喰われてしまったんですよね。
あと、幼虫の餌用に大量のメダカを購入したのですがほとんど金魚や成虫に喰われてしまい幼虫に行き渡たらず餓死なんてことも。。
成虫はメダカなんぞ小物は喰わないと思っていたのですけどね、小腹がすいた時のおやつにちょうどいいんでしょうかね。。金魚も結構たくさんメダカを喰うんです。
また、4齢幼虫は7匹程いたのですが脱皮の際に数匹がゲンゴロウに喰われてしまいました。
狭いベランダのスペースですので、タガメの幼虫用に専用スペースが取れません。
タガメは4齢幼虫くらいまではゲンゴロウと相性が良いことがわかり同居させていたんですが、4齢より後は同居NGなんですね。分離するタイミングが遅くなりまして、脱皮して5齢幼虫になるタイミングでむしゃむしゃとやられてしまいました。
そんなこんなで、数百は生まれたであろう初齢幼虫が最終的にはたった3匹ですよ。。とほほです。
今年の反省を活かして来年はタガメにも力を入れたいです。
あと、累代飼育が進みそろそろ近親相姦が問題になってくるものと思われますので他のブリーダーの方と交換したりワイルド物を捕獲したりなど対策を練る必要があります。

タガメは来年に向けて考えなきゃいけないことが多いです。

あと、今年はタガメが売買禁止になるというニュースがありました。
下記は読売新聞からの引用となります。

「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」というのが根拠法になっておりまして、その法律に基づき「特定第2種国内希少野生動植物」に指定されたんですね。
詳細は環境省のホームページから確認することができます。


私の場合元々販売目的で飼育しているわけではありませんので特に問題ありませんし、販売目的で乱獲するヤカラがいたとのことですので好意的にとらえております。

ただ、繁殖する時に血の入れ替えをしないと遺伝子が劣化してしまいますので、定期的に外部から新しい個体を導入してくる必要があります。
購入が出来なくなるとお手軽にそれが出来なくなりますので少し困ったところです。
同じ悩みを抱えている方はいるはずなので、誰か交換してくださる方を早く見つけたいものです。
下記サイトにて絶賛募集中!


2020年8月22日土曜日

金魚の稚魚約3か月

 今年の5月下旬に生まれた金魚の稚魚が約3か月になりました。

今年は初歩的なミスで早い段階にかなり数をへらしてしまったのですが、それぞれの金魚に行き渡る餌が多かったためか成長が早いように感じます。


この子たちは水草ジャングルになった水槽の中で育ちましたのでやたらと野性味があるんですよね。
昼間には出てきてくれないので夜間の撮影になりました。

一番大きいもので6センチくらいはあると思います。結構褪色も進んできてかなり金魚らしくなってきましたよね。
例年のことではあるのですが、今年も真っ赤とか真っ白が多くなりそうで、均整がとれた紅白模様になりそうなのは1~2匹くらいでしょうか。

まあ、1匹でも美しい個体が育つと嬉しいんですよね。

今後が楽しみです。

2020年7月25日土曜日

テントップという対アブラムシ製剤

今年はがぜんビオトープに興味を惹かれておりまして、うちのベランダには抽水性の水草などを植えております。
6月に手賀沼で採集してきたオモダカも元気で綺麗な白い花を咲かせています。
うちのベランダは東向きなので少し日当たりが不足しているのですが、その分は夜間に植物育成用ライトを灯して補っています。


とても優美な姿で鑑賞を楽しんでいたのですが、最近アブラムシが凄くて気になっていたんですよね。茎に葉っぱにビッチリついています。


3株しかありませので手作業で取り除いても取り切れなくはないのですが、テントウムシに食べさせてみたくなりました。
で、ネットで調べるうちに出てきたのが今回ご紹介のテントップというテントウムシ製剤です。テントウムシがアブラムシを食べてくれるというのは誰しも知っていることだと思いますが、今や農薬として売られているんですね。驚きました。
飛べないように品種改良してあるようです。


注文するとすぐにクール便で届きました。
中にはおが屑と針の先程の小さなテントウムシの幼虫が入っていまして、それを植物にまくのが正しい使い方のようです。
うちの場合、用途が水草ですので撒くと水面に落ちておぼれてしまいそうですので蓋をあけた容器をオモダカの根本に置いておきました。
幼い頃、近所の原っぱでてんとう虫の成虫に加え幼虫もよく目撃したものですが、こんなに小さかったっけかな?


途中、風が吹いて容器が金魚水槽に落ちてしまいまして結構な数が金魚に食べられてしまったようですがそれでも十分な数のテントウムシの幼虫さんがオモダカに取りついてくれました。
あまりに小さいやつらなので最初は頼りなさそうに思っていたのですが、翌日にはガラッと印象が変わりました。
こ、コイツ等凄い!

旺盛な食欲で大量のアブラムシを捕食し、わずか一日でオモダカからアブラムシが消えてしまったのです。
そしてたった1日で二回りも三回りも大きくなり、幼いころに目撃したテントウムシの幼虫と同じ大きさにまで成長しました。

テントウ虫たちは、オモダカのアブラムシを食い尽くすと新たなエサを求めてうちのベランダを徘徊し始めましたので、次はホテイアオイのアブラムシを駆除してもらうことにしました。


ホテイアオイはゲンゴロウの産卵用に使っているのですが、オモダカにも増してビッチリとアブラムシが付いていました。ホテイアオイは観賞用ではないのでアブラムシが居ても別によいのですが、テントウムシ君がやる気なのでやって貰うことにしましょう。

さすがにホテイアオイのアブラムシは量が多く食べ応えがあったようですが、それでも二日できれいさっぱりアブラムシが居なくなりました。
いや~ほんと仕事ができる子達です。

ホテイアオイがキレイになるとまたベランダで徘徊が始まりましたので、次はタガメ水槽内に植えてあるガガブタを綺麗にしてもらうことにしました。


おい、大事に食べろよ~!うちのアブラムシはこれで最後だぞ~。

ガガブタは水面に浮いていて飛び職人のような仕事が要求されますので苦労するはず。。
それでも1日くらいしかもたないだろうなぁ。。
子供が学校で朝顔を育てているらしく、間もなく持ち帰ってくるそうなので次はそこで働いてもらいましょうかね。

それにしても凄いやつらです。


2020年7月13日月曜日

今年はさながらゲンゴロウ工場のごとく


今年はゲンゴロウ頑張るぞー、と気合が入っていたのですが、気合が入り過ぎたせいかゲンゴロウが凄いことになっています。
既に40匹以上の幼虫が採れており、上陸して土に潜ったものだけで8匹。
そのうち1匹が今日成虫になりました。



私は延べ数年間ゲンゴロウ繁殖経験がありますが、生まれたばかりの白いゲンゴロウを見るのは初めてです。
朝起きたら既にこの状態でしたので脱皮シーンが見られなかったのは残念です。

このゲンゴロウ、6月18日くらいに強制上陸させたのですがなかなか土に潜らずさんざんグズったあげく6月23日にやっと潜りました。
長さは約8cmくらいだったでしょうか。


余りにもグズるので何回も上陸させたり水に戻したりするのが面倒になり、下のように水が入った容器を土入りのプラケに入れて勝手に上陸するのを待つことにしました。
写真は既に容器から水を抜いてある状態で撮りましたが、上陸までは満水状態で水草を多めに入れておき幼虫が自力で這い出ることができるようにしてありました。


この第一号の幼虫君は飼い主孝行なことに容器の真下に蛹室を作ってくれたので、まさにシースルーな感じで観察できとても楽しませてくれました。
容器をスポッと抜けば間近に観察できます。

下は蛹になって数日した頃(7月2日)です。


そして、下が羽化直前(7月12日)
カブトムシと同じようにもっと茶色くなるのかと思っていたのですが、実際のところ目と手足を除けば意外と白いままなんですね。


今朝(7月13日)に起きたらもう脱皮して成虫になっていました。
蛹の時期に段々丸っこい形になっていくのだと思っていましたが違うんですね。
蛹は最後までスリムなままで脱皮と同時に横幅が出ることが分かりました。
そのあたりも蛹になるとほぼ成虫と同じ形になるカブトムシと違いがありますね。


そして夕方。
だいぶ羽に色がついてきました。まだ薄いあめ色です。


ここまで苦労して育ててきたので感無量です。
でも、今年は休む間もなくなりそうです。
なんせ、3齢幼虫や3齢間近の2齢幼虫たちが入った穴あきのペットボトルが上段の金魚水槽を完全占拠しています。
金魚の稚魚達が同じ水槽内に同居しているのですが、ペットボトルで仕切られているので食べられる心配はありません。
スペースが限られたベランダでの飼育ですので生き物同士の相性を考慮しつつ同居させる必要があるんです。


1齢幼虫や脱皮したての2齢幼虫が入ったポリコップもベランダの排水溝にズラリと並んでいます。 ゲンゴロウ千本ノックとはまさにこのこと。


正直これだけいると餌代がかなりかかりますし朝晩2回の給餌もしんどいのですが、今年はやるぞ、と決めたからには最後までやり遂げたいと思います。
これだけの数を経験するとお世話の作業もこなれてきますし、少しでも楽に安くやる方法を考えて工夫しますので、うちのベランダはさながらゲンゴロウ工場のごとくなってきました。

まだまだ一令幼虫が日に3匹も出てくる状況ですのでもしかしたら100匹までも届くかもしれません。。
引き続き頑張るぞー。

2020年6月28日日曜日

金魚の稚魚約5週間

金魚の稚魚が孵化してから約5週間が経過しました。

5年以上もやっているのにまだまだ初心者くさいミスをおかしてしまう私。
お世話の後にエアレーションを入れ忘れたり水質を悪化させたり直射日光に当てて放置してお湯にしてしまったりなどで、多くの稚魚を失うことに。
残ったのは僅かに10匹くらいでしょうかね。もう、げんなりです。


ゲンゴロウ水槽でワイルドな感じで育ててる稚魚がまだいるのでそっちに期待します。
あまりに水草がぼうぼうで実際のところ何匹残っているかわからないんですけどね、たまに魚影が見えると嬉しくなります。


もうしばらくしたら褪色が始まりますかね。綺麗な模様の金魚ができるといいなぁー。

2020年6月27日土曜日

手賀沼にオモダカを取りに行きました。

先週のことになりますが、手賀沼にオモダカを探しに行きました。

 梅雨とは言え、都内は雨が降っていないのに、なぜか千葉県北西部上空にだけ暑い雲が次々と湧くへんな天気でしたが、雨の切れ間に探索しました。

手賀沼は期待を裏切りませんねー。
探し始めて30分くらいで畔の田んぼの中に矢じりのような葉っぱを発見。
ありました!オモダカです。

 
オモダカは水上に茎や葉が出るタイプの水草で、地中にある球根で殖えるので退治が難しい雑草として農家から嫌われる存在ですが、葉っぱの形がカッコよくて、詫び錆びのある容姿ですので観賞用としては個人的に大好きな植物です。

結構強い光が大好きなようで、日当たりが悪い我が家のベランダではまだ繁殖に成功していませんが、去年トライした時は夜間植物用のLEDライトを当てたところ長期間にわたりキープできたので、今年はもう少し工夫して繁殖を成功させたいと思っています。

用水路のようなところでカボンバも発見しました。
カボンバって昔は金魚藻などと呼ばれていて在来種の水草かと思っていたのですが、実は南米原産の帰化植物だったんですね。


オモダカは持ち帰ってペットボトルで作った鉢に植えました。
田んぼで採集したものですので、残留農薬があるかもしれません。
最終的にはビオトープ水槽に植えたいのですが、ビオトープ水槽にはタガメが住んでいますので農薬が入り込む事態は絶対に避けなければいけないんですね。
7月いっぱいくらいはこのままキープしようと思います。


2020年6月13日土曜日

金魚の稚魚約3週間


金魚の稚魚が孵化してから約3週間が経ち、大きいものはメダカくらいのサイズになってきました。



数としてはこれで全体の三分の1くらいでしょうか。残りはミジンコが湧いているゲンゴロウ水槽にINして自然な感じで育てています。
今年は小さな水槽で育てていますので水質の悪化に気を付けてなるべく多く残るように頑張りたいです。

別件になりますが、うちではフィルタにコトブキ工芸のパワーボックスSV12000を使っていたのですが、あれ、かなり重いのでお手入れ中にギックリ腰やらかすんですよね。
お掃除などしんどいので、パワーボックスは中身を抜いて単なるポンプとして使うこととし、フィルタは自分で作ることにしました。


木の板を組み立てて作った木製の上部フィルタです。この中にろ材を入れます。


ろ材を入れて通水テストしているところ。


実際に水を通してテストしてみると色んな不都合な点が後から分かって悔しくなります。
まん中の壁は低くしておかないと水がサイドにこぼれてしまう場合があるんですね。
急きょ削りました。結果、仕上がりが美しくない感じに。。

ホースを差し込む穴も無いとうまくホースが固定できません。


専用のドリルで板にちょうどホースがハマるくらいの穴を空けフィルタ本体に固定しました。
一通りできたので水槽上部に設置しました。


結果はまあまあといったところ。特に問題なく使えそうな感じです。
自分で作るからといって凄く安くできるわけではないのですが、自分の水槽に合わせてぴったりのサイズにできるのがいいですよね。

最後にうちの金魚達の様子です。



今年は天候不順で時期を逃し、余り多くの卵を産ませることができませんでした。
もう繁殖行動はしないのですが、でもメスのお腹は未だに中途半端に大きいんですよね。
まだこの後も産みますかね。。

2020年6月6日土曜日

タガメが産卵&交尾しました。ゲンゴロウ初齢幼虫も脱皮。





去年生まれたタガメ達がすっかり成熟しまして、メスのお腹が卵でパンパンだったんですよ。

そろそろ産卵させないとまずいなと思ってはいたのですが、近親交配を続けると遺伝子が劣化していきますので、結婚相手を募集していたのですがなかなか見つからないので諦めまして、今年は兄弟姉妹同士の交配をすることにしました。



先日水槽に木の棒を立てたところ一気に産卵が始まりまして、卵塊の上に重ねて卵塊が産みつけられ地層のような状況になってしまいました。



ちょうど昨日産み付けられた卵塊の少し下で産卵しているメスをみつけましたので動画に収めました。









メスが白い泡をだしていますよね。この中に卵が入っているんです。

少し待っているとオスが登ってくるんですが、このオスは上に産み付けられている卵塊のパパさんらしく、メスを乗り越えて卵塊に水分を補給します。



水分補給後はそのまま水に戻るのかと思っていたら、なんと帰り際に産卵中の雌と交尾したんです。

なんとまあ、要領の良いパパさんでしょうか。まさにデキル男ですよね。

少し長い動画になってしまいましたが、水面と卵塊の間を3往復します。



タガメは10匹くらい居ますので、これからも大量の卵が産まれそうです。

餌代がかなりかかるので、全部育てられるか分かりませんが頑張りたいと思います。



続けての話題ですが、ゲンゴロウの初齢幼虫が次々と脱皮して二齢幼虫になっています。

ゲンゴロウの幼虫は短時間であっさりと脱皮してしまうため、その瞬間に居合わせるのは難しいのですが、先日脱皮中の幼虫を目撃しまして、動画に収めることが出来ました。







ゲンゴロウの幼虫って、こんなふうにプカッと浮かびながら脱皮するんですね。

知りませんでした。

さらに、途中まではじわじわ脱ぐけど最後は一気にピョコっと脱出するするんですね。

延べ数年間にわたってゲンゴロウの繁殖をしていますが初めて見るシーンで新鮮でした。



ゲンゴロウの幼虫も既に6匹生まれていますので引き続き頑張ろうと思います。

2020年5月21日木曜日

ゲンゴロウの幼虫が孵化しました



一昨日の夜のこと、やっと我が家でもゲンゴロウの幼虫が2匹孵化しました。



昨年は結構準備したにも関わらず全く交尾する気配すらなく結局1匹も生まれませんでしたので、2年ぶりの嬉しい出来事となります。







早速通販でコオロギの幼虫を購入しまして与えました。

ゲンゴロウの1齢幼虫が餌を食べ始めるのって孵化から何日目が普通なんでしたっけ?

久しぶりなので忘れてしまいました。。

2匹のうち一匹は今朝コオロギを捕食しているのを目撃したのですが、もう一匹の方は丸2日経った今でもまだ絶食中で少し心配です。

と、思ったらたった今喰らい付きました!よかったー。



ゲンゴロウの1齢幼虫に餌を与えるのってコツをつかまないと結構苦労するんですよ。

動きの遅いミズゲジが簡単に入手できればよいのですが、東京どまんなかですのでそんな環境の池などがございませんしね。やはりコオロギを通販で買うしかないんです。







コオロギが厄介なのは、運動性能が高いので水面をかなりの速さで泳いだりゲンゴロウの幼虫が入っている容器から外に飛び出たりすることなんですね。

だからといって殺して動かなくなったらゲンゴロウの幼虫は食べませんしね。動かない餌をピンセットなどで掴んでお口の前にヒラヒラさせて食べてくれるのを待つってのはかなりしんどい作業なんです。



で、思いついたのがマヨネーズとかケチャップなんかを弁当に添えるための小さなポリカップを逆さに水面に浮かべ、その中にコオロギを入れる方法です。

こうしておけばコオロギは狭い範囲でジタバタしてくれて逃げられもしませんので、放っておけるんですね。丸1日くらいは水面で泳がせておいても元気ですし。

ちょどオートフィーダのような感じになり実にらくちんなのであります。



うちでは今シーズンが始まったばかり。

いっぱいゲンゴロウを殖やしたいと思います。






2020年5月16日土曜日

金魚がやっと産卵しました


今年は4月~5月が涼しかったせいか金魚の産卵が遅れていましたが、やっとメスのお腹も大きくなり産卵可能そうな感じになってきました。

で、昨晩ペアリングをしてみたところ朝に卵を発見するに至りました。
数は少なかったみたいです。


メスはこちら。
産卵後に撮影したのでもうお腹が膨らんでいません。
けっこうもう3年以上は毎年卵を産んでくれています。


オスはこちら。赤が濃くて目が赤いイケメン君です。


まだお腹が大きくなっているメスがいますので、まだまだこれからわんさか卵が取れることでしょう。

話は変わりますが、昨年8月に羽化したタガメがまだ10匹います。
もう繁殖行動を始めていますので放っておくとまた増えてしまうのですが、オスもメスも血がつながった兄弟姉妹ですので、あまり良くないんですね。何回も近親繁殖させると生殖能力を持たない子供が生まれるなどの弊害が出てきます。
他にタガメの繁殖をやっておられる方がいらっしゃれば交換したいんですけどね。


ゲンゴロウは6匹。ちょっとしくじりまして事故的に何匹か☆にしてしまったんですよね。
ツルっとしたボディーですので意外と狭い所にも入り込めるので注意していないとフィルタに入り込んで出れなくなったりなど、タマにするんです。

この前交尾をしているところを目撃しましたので近々卵が生まれるかもしれません。


今年はコロナ騒動で夏の旅行で1週間空けるなども無さそうですので生き物の世話をするには好都合なんですよね。
がんばるぞー。