2020年12月20日日曜日

池から4キロの巨大金魚が見つかる。管理官びっくり

 ハフィントンポストに金魚関連記事がありましたのでご紹介いたします。

池から4キロの巨大金魚が見つかる。管理官びっくり「誰か探している人いませんか?」


アメリカ・サウスカロライナ州グリーンビル郡の池で、9ポンド(約4キログラム)の巨大な金魚が見つかったとのことです。

確かにでかい。でもよくみると・・・、やはり。

このお魚には口ひげがついているんですよね。

金魚は口ひげが無いお魚ですので、これはツリということになります。ハフィントンポストには全幅の信頼を置いていたのですが残念です。。


実際のところ、この魚はヒレナガニシキゴイというのだそうですがWikipediaを見たら意外なことがわかりました。

この品種、埼玉養殖魚まつりの会場となっているあの埼玉水産試験場で生み出されたようなんです!

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1977年7月埼玉県水産試験場を視察に訪れた皇太子明仁親王(当時)から、「インドネシアに鰭の長いコイがいるので、日本のニシキゴイと交配してはどうか」との提言があった。インドネシアを訪問した際、先方からコイの品種改良の打診が親王にあり、これを契機として埼玉県水産試験場は1980年よりニシキゴイの品種改良に着手し、2年後の1982年に本種が誕生した。 同種は皇居東御苑二の丸庭園の池に放流されており、観賞魚として埼玉県を中心に各地に広まっている。
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うーん、実に由緒正しい。。
だが、なぜおまえがアメリカの湖にいるんだ!?

記事によると捕獲後また放逐されたようですのでもっともっと大きくなりそうですね。

ハフィントンポストのツリ記事からトリビアが生まれたのは少し収穫でした。。


2020年12月6日日曜日

水元公園のかいぼりに行ってきました

水元公園のかいぼり( 11/15、12/5)に参加してきました。

かいぼりというのは「池の水全部抜く」と言えばわかりやすいですかね、何年に1回か分かりませんが定期的にやっているようで毎回ボランティアを募集しているんです。

水元公園には何個もの池がありまして、11/15は水生植物園、12/5は現況保存池というところでした。


主催者の説明を聞いた後「池の水全部抜く」で出演者が来ているような胴長を履いて池に入っていったのですが、思ったよりキツイ作業でした。

なにがキツイかというと泥の中に足が刺さってしまうとなかなか引き抜けないんですね。最初は泥の中を一歩あるくのも大変で途方に暮れてしまいました。

捕まえた生物を入れるためのタライに体を預けながら進むと足が泥に刺さらないので少し楽でした。

面白いもので、水路でつながっているはずなのにそれぞれの池で生息する生き物に違いがあるんですね。

水生植物園の方は小合溜という江戸時代に中川をせき止めて造られた三日月湖につながっているためか魚の種類が多くにぎやかな感じでした。

他にもいたかもしれませんが自分が目撃した生物は下記の通りです。

・ライギョ(カムルチー):外来

・アカミミガメ:外来

・アメリカザリガニ:外来

・タイリクバラタナゴ:外来

・カダヤシ:外来

・ブルーギル:外来

・ウシガエル:外来

・ギンブナ:在来

・モツゴ:在来

・ツチフキ:在来

・スジエビ:在来

予想はしていましたがほとんど外来生物ですね。

自分も初めてライギョを捕るという経験ができました。ベテランの方に捕り方を教わったのですが、泥の中を手でまさぐるっているとなんかブニブニした感触の物体に触れるんですがそれがライギョなのですね。手で触れても逃げるようなこともないのでそのまま手づかみでタライに乗せることができます。そんなやり方で大小4匹ほど捕獲できました。大きいものは40cm近かったと思います。

捕獲されたカムルチー

現況保存池の方は極力人の手が加わらないように普段はアクセスができない場所にありまして、最もワイルドな池とのことで期待しておりましたが生物種は意外と少なく少し寂しい感じでした。

自分が目撃した生物は下記の通りです。

・ライギョ(カムルチー):外来

・アカミミガメ:外来

・アメリカザリガニ:外来

・ウシガエル(オタマジャクシ):外来

・カダヤシ:外来

・モツゴ:在来

・ギンブナ:在来

・スジエビ:在来

・ミズムシ:在来

ウシガエルのオタマジャクシ

アカミミガメ

自分はカメの捕獲を頑張りまして、8匹をゲットしました。カメもライギョと同じで泥の中を手でまさぐるのが一番手っ取り早いです。
手で触れたときにブニっとするのがライギョでコロっとするのがカメです。

両日とも足腰が筋肉痛で大変でしたが、たくさんの生き物と出会えたので楽しかったです。
また参加したいです。