2012年9月1日土曜日

ビオトープ水槽の近況


ベランダに置いてあるビオトープ水槽の近況をご報告いたします。

ひと夏の間運用してたのですが、野生に近い弱肉強食の中で生き物達が繰り広げた栄枯盛衰を楽しむことができました。

前後でどうなったかご報告します。

<動物編>
■メダカ 10匹→5匹
⇒特に何かに食べられたわけではないようですが、自然に減りました。
⇒稚魚は生まれたようですが、親やタナゴに食べられたためか居なくなりました。

■タナゴ 2匹→3匹
⇒イシガイに産卵したらしく、繁殖して1匹増えました。

■シマドジョウ 1匹→1匹
⇒ちょっと大きくなった以外は何の変化も無く、にょろにょろしてます。

■ゲンゴロウ 2匹→1匹
⇒♂♀居たのですが、♂が自然死し、♀だけになってしまいました。
⇒交尾する姿を見かけましたが幼虫は観ませんでした。
⇒過去にも屋外で飼ったことがあるのですが、飛び立つことはありませんでした。
⇒今回もビオトープ水槽に居ついています。
⇒唯一餌を与えている生き物です。猫用の減塩煮干を与えています。
⇒肉食性ですが、生きた魚を捕食することはありませんでした。

■ガムシ 5匹→0匹
⇒フィルタパイプの下敷きになって1匹☆、ゲンゴロウに捕食され1匹☆、自然死で2匹☆
⇒残る1匹は大都会の空に羽ばたいてしまいました。
⇒産卵したようで、卵塊を観ましたが幼虫は観ませんでした。
⇒アオミドロを退治するために投入しましたが、アオミドロだけでなく
 水草も大量に食べられ酷いことになりました。
⇒まあ、アオミドロを大量に食べてくれたことは間違いありません。

■ミナミヌマエビ 30匹→沢山
⇒産卵して無数に増えています。
⇒恐らく、数世代に渡って繁殖しています。
⇒アオミドロ退治のために入れたのですが、働きは良くないようです。

■ヤマトヌマエビ 10匹→0匹?
⇒ちゃんと確認してませんが、何となく居なさそうです。
⇒アオミドロ退治のために投入しました。
⇒多分役には立っていたと思いますが、ガムシや謎の貝の貢献も同時に居たため
 貢献度合いは分かりませんでした。

■カバクチカノコガイ 2匹→2匹
⇒何の変化も無く、日々コケを食べて水槽をきれいに保ってくれています。
⇒大量に産卵しましたが、淡水では育たないようです。
⇒亜熱帯性なので、寒くなる前に室内の水槽に引越しさせる予定です。

■イシガイ 3匹→2匹
⇒繁殖するプランクトンを食べて生存しています。
⇒ある日掘り起こしてみると1匹は貝殻だけになっていましたが、残る2匹は元気なようです。

■ヒラマキガイ 0匹→大量
⇒買って来た水草に卵がついていたためか、突然湧いて大量増殖しました。
⇒一般的には水草の食害がある嫌われ者とのことですが、 ⇒水槽に付いたコケを食べてきれいにしてくれるので、うちでは掃除屋として重宝しています。

⇒コケやアオミドロを食べてくれているように見えるので放置しています。
⇒ナガバコウホネの水中葉に虫食い孔があいていたのはコイツの仕業かもしれません。

■イトミミズ(イトメ) 2すくい(200円分)→全滅?
⇒投入してから1ヶ月くらいは水底で頭をだして揺れる姿を見かけました。
 が、最近見かけません。


<植物編>
■ヒメスイレン
⇒一時期かなりの葉が出て水面を覆っていましたが、時期が過ぎたせいか
 最近は元気が無く、オオサンショウモに押され気味です。
⇒日当たりがイマイチなせいか、花は咲きませんでした。

■オモダカ
⇒日当たりがイマイチなせいか、小ぶりで茎が細くてヒョロヒョロしています。
⇒ひと夏枯れることはありませんでしたが、元気は無いです。
⇒花は咲きませんでした。

■ガシャモク
⇒最も繁栄を極めた水草です。
⇒最初は一株しかなかったのに今は水槽全体にこの水草が葉を出しています。
⇒ガムシがあまり好まなかったので一人勝ちしたと考えられます。
⇒花が咲いている?ようです。

■バリスネリアスピラレス
⇒これも繁栄している水草です。
⇒ガムシが食べなそうな葉が硬い水草として入れたのですが、
⇒かなり増殖して水槽全体に広がっています。

■オオサンショウモ
⇒ガムシを入れる前は水面をびっちり覆うほど増えました。
⇒が、根っこはガムシの大好物であるためあらかた根を食べつくされ
 枯死していきました。
⇒全滅しかかった時にガムシが先に全滅したため、また復活を遂げました。
⇒今はびっちり水面を覆っています。
⇒日当たりがイマイチなせいか、葉が小さく、普通の浮き草くらいです。

■ミズワラビ ⇒植えて早々に葉が枯れ始め小さくなってしまいました。
⇒新芽がしばらく生き残りましたが、ガムシに食べられて全滅しました。

■ヤナギモ
⇒アオミドロに巻きつかれてミイラ男のようになり、力を落としました。
⇒ガムシの大好物で、アオミドロ共々ほぼ食べつくされました。
⇒ガムシが全滅してからは僅かに生き残った部分から復活しつつあります。

■ナガバコウホネ
⇒7月中は水上葉があったのですが、8月に入ってから水中葉だけになりました。
⇒生きてはいますが、一時期ほどの勢いは無いようです。
⇒ヒラマキガイに若干かじられているようです。

■ミズトクサ
⇒古株が枯れたり新株が生えてきたりしていますが、特に増減はありません。
⇒淡々と生えています。

■ミズオオバコ
⇒原因が分かりませんが、8月になってから葉がしぼんで小さくなってしまいました。

■マツバイ
⇒ガムシの大好物であったためほとんど食べられてしまい、
 刈り取られたように短くなってしまいました。
⇒ガムシが居なくなってからまた長くなり始めましたが、
 勢い良く増殖している感じではありません。

■ミズタガラシ
⇒アオミドロに巻きつかれたためか、投入2ヶ月くらいで弱ってなくなってしまいました。
■カボンバ
⇒アオミドロに巻きつかれて弱った上に、ガムシに食べられて全滅しました。

という感じです。 溜め込んだ夏休みの宿題のようになってしまいましたが、長々とお付き合いいただきありがとうございました。 今度からはもう少しマメに記事を書いて長文にならないようにしたいと思います。

転覆病対策


1月に転覆病が多発したため、餌を換えて様子を観てきました。

変更前:キョーリンのベビーゴールド
     →金魚の赤色を鮮やかに発色させてくれる餌

変更後:キョーリンのプロリア
     →善玉菌が金魚の消化を助けてくれる餌

餌を変更してからというもの、転覆病を患う金魚が出なくなりました。

消化不良でガスが溜まったことが原因だったのでしょうね。

転覆病が多発している方は餌を換えてみるのは有効な対策かもしれません。