10月初旬のこと、お借りしている休耕田ビオトープの地域で子供たちを募集しまして、生物観察イベントを開催しました。
地域の人たちにゲンゴロウを始めとする休耕田ビオトープの生き物に触れてもらうことで、魅力を感じていただければと思い企画したものです。
当日は、6名の小学生に参加頂くことができ、皆さん楽しそうに生き物を捕獲、観察していました。
これは定点カメラに写ったイベントの風景写真。
10月初旬のこと、お借りしている休耕田ビオトープの地域で子供たちを募集しまして、生物観察イベントを開催しました。
地域の人たちにゲンゴロウを始めとする休耕田ビオトープの生き物に触れてもらうことで、魅力を感じていただければと思い企画したものです。
当日は、6名の小学生に参加頂くことができ、皆さん楽しそうに生き物を捕獲、観察していました。
この夏はXの記事で視たホシクサに魅了されてしまい、関東近縁をかなり探索したのですが、ついぞ見つかっていませんでした。
そんな中、ゲンゴロウの棲息地でお借りしているビオトープで9月にヒロハイヌノヒゲというホシクサの近縁種を見つけることができました。
ビオトープの中には複数の株がありましたので、来年以降も生えてくれそうです。
一方で、有識者の方から数年前に訪れた時にホシクサが生えていたという関東近縁の田んぼを教えて頂きまして、訪れてみました。
そして、遂に発見しました。人生初ホシクサ。
夢にも見た何とも美しいフォルム。
思ったより小さく、可愛い草です。希少性も相まって、宝石のように感じました。
近くにはキクモなどもありまして、楽しい場所でした。
3カ月ほど前に、苔テラリウムを始めようと思い、渋谷ヒカリエの「Feel the Garden」とハンズの「道草」に行って、最低限必要な器具を揃えてきておりました。
Feel the Garden
道草
が、初めてのことは時間と気合が無いと手に着かないもの。
器具は部屋の片隅においたままだし、苔は直射日光にもさらされるベランダのアクアポニックス上にプラカップをかぶせて乾燥しないようにだけして放置。
やっと今週夏休みで重い腰を上げて着手しました。
苔の状態はだいぶ悪くなっていますが、かろうじて生きていました。
「造形君」という傾斜のある地形を造るための、樹皮でできているような土に水を混ぜます。本日、荒川中州に行ってきました。
荒川中州というのは、荒川と中川の間にある細い中州でして、高速C2道路の下にあります。
こんな感じの場所でして、ヨシが群生する大規模な湿地帯が見られます。
先週末に、ゲンゴロウ生息地にお借りしている休耕田ビオトープに草刈に行ってきました。
当日は朝9時から雨の予報。
苦肉の策として朝4過ぎに起き、5時過ぎから草刈開始。
2時間ほどがんばり、雨が降る前に作業終了。
Before
新成虫は脇腹のあたりの城っぽい部分がひときわ白いんです。
時間が立つと、色が濃くなってだんだん茶色っぽくなっていきます。
この写真くらいの色だと新成虫認定できると思います。同時に幼虫も確認できましたので、断定はできませんがほぼ繁殖していることで間違いないと思います。
あと、休耕田の傍らには今年4月に重機で掘った池があります。元々「ぬるませ」という冷たい山水を、田んぼに入れる前に温めるための池だったようです。
重機で30cmくらい掘りましたので、結構昔の土壌がシードバンクになっていてそこからたくさんの水草が生えてきました。
ざっと挙げますと、コナギ、オモダカ、ミクリ、カンガレイ、ホタルイ、ミズニラ、ナガバオモダカ、タヌキモなどです。
今回は、2種類の水草に着目して回収してきました。
一つ目はヒロハイヌノヒゲと思しき水草。
自作の定点カメラの2号機から送られてくる画像に7月から映っていて、ずっと気になっていたんです。
かつてはどこの水田にもあるありふれた水草だったようですが、除草剤の使用により数を減らし、最近では割と珍しい部類だと思います。
私も実物を見たのは初めてでした。
もう少し育つと花茎が出るのですが、受粉のため水面上に出ている必要があります。
水田であれば夏の終わり頃には水を落としますので、水田の水深管理に適応していたのでしょうね。
この池は水深が30cmくらいあり、水を落としたりしませんので、放っておくと水中で枯れてしまうでしょう。
そこで、自宅で栽培してみることになりました。
実際、ヒロハイヌノヒゲなのかどうかは確実にわかりませんので、花を咲かせてしっかりと判別したいです。
こちらは自作の定点カメラ4号機が送ってきた画像。
水深が30cm以上と、やや深いためコナギも水田に生える時とは違う姿に育ったようです。
さすが最もしぶとい水田雑草と言われるだけあって、変幻自在で浮葉植物のような姿になっています。
自宅の深めの水槽に入れた様子が下の画像。
こんなにも茎が長くなるんですねー。驚きです。
あと、今回現地入りの2日程前に自作の定点カメラ2号機が音信不通になりまして、回収してきました。
自動給餌機も兼ねていまして、50年前のロボットアニメに出てきそうなレトロなデザイン。
若干の恥ずかしさをこらえて電車でそのまま持って帰ってきました。
上野駅でタクシーを待っている時に、後ろに並んでいた2人組のお兄さんに、「ゴーストバスターズじゃないの?」などとひそひそ話が聞こえてくる始末。
事情を説明して生物談義で盛り上がりました。。
結果、生物多様性の普及に貢献できたかな??
壊れた原因を調べて、より洗練されたものを造らなければなりません。